卒業式の袴コーデは決まりましたか?
着物の柄の中で必ずと言っていいほど描かれているのは「花」です。
中でも人気がある花の柄と言えば「牡丹」ではないでしょうか?
桜とは正反対に、一輪で大きな花を咲かせる牡丹は豪華絢爛の一言。
かと言って派手すぎるわけではなく、どこか上品さも漂わせている印象です。
着物に描かれる柄にはもともと意味があり、どれも縁起の良いものとされています。
牡丹の柄には、どんな意味があるのでしょう?
是非、袴選びの参考にして下さいね。
目次
牡丹は「百花の王」と言われるほどの花です。
その理由は、大輪の花を咲かせ、花弁の一枚一枚がしっかりとした形をしていて、一輪でもその存在感は豪華絢爛。
牡丹の花言葉と言えば、「幸せ」や「王者の風格」などの意味を持ち、中国の唐から伝わってきたとされていて、非常に縁起の良い花です。
宮廷で咲き誇る牡丹は、見た目にも豪華で、女性を表す言葉として「座れば牡丹」の通り、女性らしいしとやかな雰囲気を表すのにピッタリですね。
元々牡丹は、薬用植物として中国から日本に入ってきたと言われています。
美しく咲き誇る姿を女性に例えて工芸品や、絵画にもよく用いられていますね。
日本で見る牡丹の花は、明治以降に品種改良されたものが大半を占めています。
牡丹は大まかに春牡丹と、寒牡丹に分かれ品種によって咲く時期が微妙に違い、着物に描かれている柄には季節感を表す柄も多く、牡丹に関しては、春先を代表する柄の一つです。
見た目の通り、牡丹の花はその華やかさにあります。
女性を表す言葉に使われている通り、その優雅さ、艶やかさは天下一品です。
「百花の王」とも言われ、時代を超えて愛され続けている牡丹は、おめでたい席で着られる和装に取り入れられる理由もうなずけます。
また、着物に用いられる「吉祥文様(きっしょうもんよう)」の一つでもあり、縁起の良い柄として親しまれています。
特に季節感を大切にする和装では、四季に合わせた柄を先取りするのがマナーと言われています。
牡丹は春を表す花として、卒業式の袴コーデによく取り入れられている柄です。
大昔では、その着物の柄にも身分の差があったようで、牡丹の花は、高貴な身分の方の着物にのみ描くことが許されていたと言われています。
牡丹を見ているとその理由が良く分かりますね。
毎年人気のある着物の柄「牡丹」。
色使いやデザインによって雰囲気がガラリと変わるものの、その華やかで艶やかなデザインは、人目を惹きます。
袴と合わせるとどんなコーディネートができるのでしょうか?
いかがでしたか?
春先にピッタリの豪華な柄「牡丹」。
女性らしい艶やかで、美しい雰囲気が袴スタイルによく合います。卒業式の袴レンタルの参考にして下さいね。